【食材・ウインナー】1本18gあたりの栄養成分
【食材・ウインナー】ウインナーとは?
日本農林規格では「肉を動物の腸などに詰めた食べ物」の総称のことをソーセージと呼んでいます。厳密には、そのソーセージの中の1種類がウインナーにあたります。
ソーセージの種類 |
ウインナー:羊の腸を使ったソーセージ。 |
フランクフルト:豚の腸を使ったソーセージ。 |
ボロニアソーセージ:牛の腸を使ったソーセージ。 |
チョリソー:刻み肉を使用したソーセージ。 |
ソーセージはケーシングという食べられる薄い膜状の袋に肉を入れます。表を見ると腸の種類によって呼び名を変えてるように見えますが、現代では製法が発達し、ケーシングには人工の薄い皮を使っています。なので太さによって区別をしています。
羊の腸より豚の腸の方が太いので、ウインナーよりフランクフルトの方が見た目が太く、牛の腸はさらに太いのでボロニアソーセージが1番太くなります。
【食材・ウインナー】ソーセージの歴史
日本におけるソーセージの歴史には1892年に農学士・今関常次郎の著書『農産製造萹』に腸詰の製法の記述があります。本格的な製法は1910年にて米国イリノイ州に留学して豚肉加工技術を学んだ農商務省嘱託技師であった飯田吉英氏により、豚肉加工講習会にて都道府県派遣の技術者に公開されました。
また民間では1910年横浜市山下町にて、ドイツ人シェフであったマーチン・ヘルツ氏が外国人向けに純ドイツ式のハム・ソーセージの店を開いていました。
さらに1915年9月から1920年1月までの間、習志野俘虜収容所には第一次世界大戦のドイツ兵約1000人が捕虜として収容されていました。そこでドイツ国内でソーセージ職人だったカール・ヤーン氏ら5人が収容所内でソーセージを製造していました。
その話を聞きつけた農務省は、当時ソーセージを高栄養価食品として注目していたので、先ほど紹介した飯田吉英氏を習志野俘虜収容所へ派遣しカール・ヤーン氏達からソーセージ製造の秘伝を公開してもらったそうです。
このソーセージ製造技術は農商務省の講習会を通じて、日本全国の食肉加工業者に伝わったそうです。この事から千葉県習志野市は「日本のソーセージ製法 伝承の地」と呼ばれるようになったようです。
当時の捕虜の扱いがもっと厳しければ、ソーセージを収容所で焼いている時点で、何か罰を受けてるハズで、もしかしたら日本に美味しいソーセージが普及しなかった世界線もあったのかもしれませんね。
【食材・ウインナー】パリっとしたウインナーの焼き方
レシピ |
①ウインナーを3分ほど茹でる。 ②少し油を使い、弱火で焼く。 ※動画では6分~7分の茹で時間と紹介されています。しかし、海外の太いソーセージを使っているので、日本の小さいウインナーの場合はその半分の3分程度で十分でしょう。同様に焼く時間も、それほどじっくり焼かずに、サッと焼くくらいが丁度良いと思います。ソーセージの太さに合わせて、柔軟に変えてみてください。 |
ウインナーを焼くとき、普通はそのまま油で焼くかもしれません。しかし、ひと手間加えてウインナーを茹でてから焼いてみてください。そうするとパリっとした食感のウインナーが出来上がります。いわゆるウインナーの『茹で焼き』というやつです。
ウインナーを1度茹でることで、中に閉じ込められていた旨みと脂が溶け出し、皮が張り詰めるのです。ここで注意点ですが、間違ってもウインナーに切れ目などは入れないでください。張り詰めていた皮が台無しになってしまうのと、肉汁も外に逃げてしまうので。
ちなみに焼くときは、少量の油で弱火で焼いてください。あまりに火力が強いとそれだけで皮がやぶれてしまいます。
【食材・ウインナー】まとめ
ウインナーについて、ざっと紹介してみました。ウインナーはたんぱく質を多く含んでいます。また、ビタミンや老化防止のための抗酸化作用のある栄養素も含まれています。なので、体をつくるのに良い食品とも言えます。
しかし、ウインナーのような加工肉はその加工の段階で普通のお肉と違い脂と塩分が余分に入っています。あまりにも食べ過ぎると、塩分過多になるので、そこだけは注意して食を楽しむのが良いと思います。