アルミホイル

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アルミホイル 消耗品

アルミホイルは料理においては、料理の蒸し焼きや保存などに使用します。もともとアルミニウムには酸素遮蔽、耐水、耐油、電磁遮蔽・反射、赤外線反射、遮光、耐熱などの性質があり、それが0.015mm~0.02mm程の厚さで加工され、一般家庭でアルミホイルとして利用されています。


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料理においてのアルミホイルの主な用途

蒸し焼き

アルミホイルは水蒸気を遮断する効果があります。『魚の蒸し焼き』などは、その効果を利用しています。魚をアルミホイルで包んでオーブンなどで焼くことで、水蒸気が逃げずに、うま味が凝縮されるんですね。また、アルミホイルは熱伝導が早く火が通りやすいので、その効果もアルミホイルをオーブンで使う理由のひとつです。


パエリアを作る際の蓋

パエリアの蓋をアルミホイルで作るのも水蒸気の遮断が狙いです。よくパエリアを作る時の悩みに、『アルミホイルで蓋を作るのか?普通の鍋の蓋を使うのか?それとも、そもそも蓋をしないのか?』レシピが色々あって、悩む人が多いようです。

あれは原理を見るなら水分なんです。パエリアはスープの味を米に凝縮する料理なので、スープの水分量が多ければ、蓋をすればビチャビチャなパエリアが出来上がってしまいますし、スープの水分量が少なければ蓋をしないと、パサパサの硬いパエリアが出来上がってしまいます。

蓋に関してはスープの水分量で柔軟に考える必要があります。ちなみに、蓋をする際はアルミホイルで作ろうが、普通の鍋の蓋を使おうが、水蒸気を遮断できればそれで良いので、それほど神経質になる必要はありません。


食材の冷凍保存

アルミホイルは食材を冷凍保存する際にも使われます。アルミニウムは熱伝導が早いです。それと同時に冷気伝導も早く、アルミホイルで肉などを包んで冷凍庫に入れると、スグに凍るので鮮度が保たれるのです。スーパーでお肉や魚を買ったら、すぐにアルミホイルに包んで冷凍するのが、痛まずに長持ちするのでベストな選択と言えるでしょう。


アルミホイルの歴史

アルミホイルの歴史を語るなら、その起源を金箔と見るのが適切かもしれません。金箔は紀元前2,600年のエジプト王の遺品として発見されています。日本でも奈良時代などは、金箔を使った多数の美術品が発見されています。

19世紀から20世紀にかけて、手打ちによるアルミ箔が作られ始めました。当時のアルミ箔はシート状ではなくフレーク状のアルミ箔が使われていました。1911年にドイツのLauber(ラウバー)博士が、圧延法によるアルミ箔作りを成功させました。それが要因となり、アルミ箔の工業化が進みます。

トブラローネ

アメリカで有名なToblerone(トブラローネ)のチョコレートのアルミホイルを使用しての包装は、この頃から始まったようです。

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アルミ箔の工業化以前は錫箔が広く使われていました。錫箔は食品を包んだ際に味をかすかにつけてしまうため、またアルミ箔の方が錫箔よりも安価なので、次第にアルミ箔の方が使われるようになったようです。

日本においてはドイツから、圧延、洗浄、裁断などアルミ箔の製造設備が輸入されたこともあり、1930年から製造が開始されたようです。やはり、ここでも当初はチョコレートの包装やタバコの包装などに利用されるのが最初だったそうです。

以後そのようにして、いろいろな応用のされ方をして、アルミホイルなど家庭用にまで用途が広がったようです。

この記事を書いた人

Webクリエイターです。ライターとしては歴史専門。Webデザイナーとしては飲食関連専門。ライティングやLP、WordPressのテーマ制作までいろいろな仕事をしています。さらに「雑記・特化」といくつかのWebメディアも運営しており、SEOコンサルなどの仕事もしています。

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