仮想通貨のホワイトペーパーとは何か?

ビットコインなど仮想通貨の紹介ページを見ると必ずと言って良いほど、『ホワイトペーパーのURL』と言うものがあります。あれはいったい何で投資をする上で、どう役に立つものなのでしょうか?今回はそのホワイトペーパーについて掘り下げて説明してみたいと思います。
仮想通貨のホワイトペーパーとは白書のことです
以前から警察や政府の省庁などが白書として、報告書を発表しています。最近ではコロナ渦なので、厚生労働省の社会保障関連の白書をSNSで目にしたって人も多いと思います。この白書(ホワイトペーパー)が仮想通貨の世界でも使われるようになっているんですね。
仮想通貨のホワイトペーパーには、何が書かれているのか?
仮想通貨のホワイトペーパーには、その通貨の技術的な仕組みや開発体制、ビジョンや課題、それを実現するためのロードマップなどがまとめられています。ICO(新規仮想通貨公開)で仮想通貨を発行し、それを購入してもらうことで資金調達をする際に、投資家達に読んでもらい購入するかどうかの意思決定の材料として使われるなど、そのような用途で公開されるものです。
仮想通貨のホワイトペーパーは何に使えるのか?
ホワイトペーパーでは、その仮想通貨の仕組みや開発体制、会社のビジョンなどが概要として掴めます。なのでICOとは無関係の私達個人投資家でも十分に読んで理解しておくべき価値のあるものです。もちろんホワイトペーパーは情報量があまりにも少ないです。
これを見ただけで、その仮想通貨のファンダメンタルズ(経済的基礎要因)の全てが掴めることは皆無です。ホワイトペーパーをひとつの参考資料として使い、さらにその仮想通貨を調査して売買の意思決定に使うのが良いでしょう。
まとめ
以上、仮想通貨のホワイトペーパーについて説明してみました。私は短期売買主体のトレーダーなのでファンダメンタルズに関しては深堀しません。もっぱらその仮想通貨の流動性やボラティリティのみに焦点を置いています。
ただ、私はトレーダーなので詳しくはありませんが、その仮想通貨の仕組みや開発体制を見ただけで、後々ボロが出ることが、あらかじめ分かることはあるそうです。
株の長期投資の世界では以下のことが大切だと言われています。
・会計学を学び財務諸表をしっかり読めるようにする。
・その会社が出してる商品の専門知識もしっかり勉強する。
この2つのステップは、ファンダメンタルズ分析では必須と言う人もいるくらいです。長期での投資の基本は『不当に安価として評価されてる投資商品を見つけること』これが最初のステップです。「これは今は誰も評価してないけど、いずれ必ず皆が注目するものだよ」といった投資商品を見つけることです。
仮想通貨と株の長期投資はまるで別ものですが、僅かに公開されてる資料から、その投資商品のファンダメンタルズを計るプロセスは同じです。
経営学や会計学に詳しければ、その会社の財務事情から今後の展開を読むことが可能です。法律に詳しければ、その会社がギリギリのグレーゾーンで商売をしてるのが分かることがあります。さらにブロックチェーンの技術に詳しく自分でも多少のスキルがあれば、技術的な穴や可能性にいち早く気がつくことができます。
『非専門家だからと言う理由でスルーせずに、その投資に関わる知識やスキルは全て身につけてみる』といったスタンスは、膨大な学習時間を必要としますが、成功の可能性を高めると私は思います。
私は短期売買主体のトレーダーで個人投資家なので、彼の手法自体は参考にはしてませんが、あの冒険投資家ジム・ロジャーズは石橋は気が済むまで、何回でも何回でも叩いてから進むのを信条としてるそうです。私も投資においては、それと同じくらい、用心深くチキンハートで良いと思ってます。
仮想通貨
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