レジャーナノ(Ledger Nano)のハードウェアウォレットについて紹介します。

仮想通貨をオフライン上で保管することができるコールドウォレット。そのコールドウォレットの一種であるハードウェアウォレット。レジャーナノ(Ledger Nano)とは、このハードウェアウォレットの中のひとつの商品です。
仮想通貨の初心者の方でも、名前くらいは一度は聞いたことのある商品だと思います。今回はそんなレジャーナノのハードウェアウォレットについて、ご紹介してみたいと思います。
レジャーナノの特徴
レジャーナノはフランスやアメリカ、シンガポールに拠点を置くLedger社が開発したハードウェアウォレットです。Ledgerとは英語やフランス語で元帳の意味があるので、日本で言うならブルドックソース社のような、まるっきりそのまんまの会社名です。
レジャーナノには3種類の商品があります。Ledger Nano S、Ledger Nano x、最近登場したLedger Nano S Plusです。見た目的な特徴はそれほど変わりませんが、機能に大きな違いがあります。
Ledger Nano S |
サイズ:56.9 × 17.4 × 9.1 |
スクリーンサイズ:128 x 32px |
重さ:16.2g |
ストレージ容量:320KB |
接続:USB Type Micro-B |
Bluetooth:x |
バッテリー:x |
通貨アプリの最大保存可能数:20 |
Ledger Nano S Plus |
サイズ:62.4 x 17.4 x 8.24 |
スクリーンサイズ:128 x 64px |
重さ:21g |
ストレージ容量:1.5MB |
接続:USB Type-C |
Bluetooth:x |
バッテリー:x |
通貨アプリの最大保存可能数:100 |
Ledger Nano X |
サイズ:72 x 18.6 x 11.75 |
スクリーンサイズ:128 x 64px |
重さ:34g |
ストレージ容量:2MB |
接続:USB Type-C |
Bluetooth:Ledger Live Mobileに対応 |
バッテリー:リチウムイオン 100mAh バッテリー |
通貨アプリの最大保存可能数:100 |
レジャーナノの対応通貨
対応通貨はビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)をはじめとした一般的な仮想通貨の他に、実に1800以上ものアルトコインに対応しています。
レジャーナノはどれほどハッキングに強いのか?
レジャーナノのハードウェアウォレットは、「セキュアエレメント」と呼ばれる機能を備えています。
仕組みとしてはチップの搭載された端末には、このセキュアエレメントがデータを受けるため、セキュアエレメントの専用システム内にデータがまず保存されるのです。そのため、端末などがマルウェアに感染しようが、システムが防護壁として機能するのでハッカーにチップ内の情報を傍受されることは、ほぼありません。
このセキュアエレメントはMasterCardやVisaなどのクレジットカード、スマートフォン決済などにも利用されいます。特にLedger Nano(レジャーナノ)の商品はフランスの国家情報システムセキュリティ庁であるANSSIによって認定された商品なので、非常に堅牢なセキュリティシステムを備えていると考えて良いと思います。
レジャーナノの購入方法
レジャーナノの商品は正規ルートから購入する方法とAmazonなどでも購入する方法、色々とあります。
・トレザー(TREZOR)のハードウェアウォレットについて紹介します。
ただ、過去記事でも少し紹介しましたが、偽物を売りつける人がいます。マルウェアを最初から仕込んだLレジャーナノの商品を買わせて、それで仮想通貨を盗もうとするなど。
なので基本的にはどこでも購入することは可能ですが、中古品を買うときは良く調べてから購入してください。万が一があるので、本当に心配な人は日本の正規販売店からの購入を検討することをオススメします。

ちなみにLedger Nano S Plusに関しては、まだ日本の正規販売店では扱っておらず、本社のサイトからの直接購入になりますので、購入を検討する方は商品説明も発送方法の説明も全て英語なので、よくよく調べてから購入してください。
まとめ
以上、ハードウェアウォレットのレジャーナノについて紹介してみました。やはり最新商品のLedger Nano S PlusとLedger Nano Xを推してる人は多いです。Ledger社としても、今後はこの2つの商品を主軸にしていく方針のようです。
ただ、投資初心者の方なら2016年に発売と随分古い規格の商品ですがLedger Nano Sでも十分だと思います。
Ledger Nano Sは通貨アプリの最大保存可能数が20と他と比べて少ないのです。でも価格が安い。また、そもそも初心者が50も100も仮想通貨を運用するのは危険です。私の感覚では運用する通貨は1つか2つに絞るべきです。そうやって絞る分の時間を相場研究に当てるべきで、運用する通貨を増やすのは安定して勝てるようになってからで良いと思います。
通貨アプリの最大保存可能数の多さは、ハードウェアウォレットが長期投資をする人のために用意されているものなのが理由だと思います。長期投資なので複数通貨を運用して、誰もがエントリーチャンスを増やしたいと思うのは自然の考え方で会社としても、その方針で間違いなく正しいと思います。ただ、世の中の投資商品は仮想通貨だけではなく、株や為替、商品先物もありますからね。
なにも投資をするからと言って、仮想通貨だけにこだわらなくても良いのです。米国株をやりながら仮想通貨を取引するのも個人投資家としては普通の考え方です。むしろ分散投資の基本を考えるなら、この組み合わせのスタイルを目指すのが最終的に市場で生き残る個人投資家の王道的なやり方だと私は思います。
もちろん、このスタイルは投資初心者の方には全くのNGです。1年以上の相場研究とデモトレードの経験が無いとダメだと思います。Ledger Nano XとかLedger Nano S Plusは明らかに便利です。ただ、株でも為替でも仮想通貨でも、初心者がまずやるのは1つのチャートを徹底的に研究して、そのチャートで安定して勝つことです。
仮想通貨
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